【札幌市の認知症支援】3つの支援と認知症高齢者が入居可能な施設を解説
ケアリエコラム>認知症関連
札幌市は、認知症の高齢者やそのご家族などが安心して生活を送れるよう、認知症に関する支援事業を実施しています。
この記事では、札幌市が行っている認知症に関する3つの支援や認知症の方が入居できる介護施設について、詳しく解説いたします。
札幌市認知症コールセンター(電話相談)
札幌市認知症コールセンターでは、認知症に関する専門的な資格をもった相談員が、電話で相談に応じてくれます。
認知症の症状や対応方法、介護サービスに関する情報提供など、様々な相談をすることができます。
具体的には以下のような内容について、専門知識を持つ相談員が丁寧に相談に応じてくれます。
認知症の症状について
・認知症の兆候や症状について
・病院の受診方法
・本人が受診を拒否した場合の対応方法
・診断の流れ など
介護・福祉サービスについて
・認知症介護について
・介護保険サービスの種類と内容
・介護サービスの利用方法
・介護サービス事業所の選び方 など
日常生活の困りごとについて
・認知症の方とのコミュニケーション方法
・家事や身の回りのこと
・金銭管理
・認知症介護に関する不安や悩み など
その他、認知症に関する相談が可能です。
相談内容や個人情報は秘密厳守されていますので、安心して相談することができます。来所ではなく、まずはお電話で気軽に相談できる点もメリットですね。
認知症サポーター養成事業
認知症サポーター養成事業は、認知症に関する正しい知識や理解を深め、認知症の人やそのご家族を支えることができるサポーターを養成する事業です。
認知症サポーター養成講座の詳細
認知症サポーター養成講座を受講することで、以下のような知識習得や支援をすることができます。
受講できる方の年齢などの制限はありません。
札幌市にお住まいの方、金融機関やスーパーマーケットの従業員の方、小学校~高等学校の生徒など様々な方が受講しています。
認知症サポーターは、地域で認知症の人やその家族を支える重要な役割を担っています。認知症について理解を深めたい方や地域で貢献したい方は、認知症サポーター養成講座を受講してみてはいかがでしょうか。
徘徊認知症高齢者SOSネットワーク事業
札幌市徘徊認知症高齢者SOSネットワーク事業は、徘徊認知症高齢者が行方不明になった場合に、警察や捜査協力関係機関が協力して捜索を行い、早期発見・早期保護につなげることを目的としたネットワークです。
徘徊認知症高齢者SOSネットワークの仕組み
徘徊認知症高齢者SOSネットワークの仕組みは、以下のとおりです。
1. 捜索依頼:依頼者→警察
認知症の方が行方不明になったと気付いた時点で近くの警察署に捜索依頼をします。
2. 捜索協力依頼:警察→捜査協力関係機関
警察は捜査協力関係機関※1に捜査協力依頼をします。
※1…捜査協力関係機関:消防局、各消防署、ラジオ放送局、タクシー、地下鉄等の公共交通機関、市内の集配郵便局など
3. 発見保護
発見された高齢者の安否を確認し、ご家族へ連絡をします。身体の状態や緊急時には病院などへの保護につなげます。
4. 認知症に関する相談等
認知症の方への今後の対応などは、下記の窓口で相談することができます。
徘徊認知症高齢者への対応策
認知症の方が徘徊してしまう傾向がある場合、以下の点に意識して日頃から対策を行いましょう。
認知症の方が徘徊してしまう傾向がある場合、昼夜問わず目が離せない状況となります。その場合はご家族だけで抱えすぎず、デイサービスやショートステイなどを積極的に活用しましょう。
要介護認定を受けられていない場合は、先述した区役所や地域包括支援センターなどの窓口へ相談しましょう。
認知症高齢者が入居可能な介護施設
認知症の高齢者が入居できる介護施設はいくつかありますが、認知症の対応に特化しているのは「グループホーム」です。
介護スタッフの支援を受けながら共同生活を送る施設で、認知症の進行を予防することが期待されています。
グループホームは、以下のような特徴があります。
このようにグループホームは家庭的な雰囲気で、介護スタッフとともに家事等を行い、自分らしく生活を続けることにより認知症の進行を遅らせることが期待されています。
▼こちらから施設の検索が可能です
その他に認知症の高齢者が入居できる介護施設は下記のとおりです。
▼こちらから施設の検索が可能です
先述したように認知症の高齢者の方は徘徊してしまうなど、ご本人にとって危険が伴う可能性があります。また、認知症介護はご家族への負担も大きいことが考えられます。
介護コネクトでは、認知症の方が入居できる介護施設のご紹介が可能です。「まだ入居は決めていないけど、入居できる施設について知りたい」など、認知症の施設に関するご相談を承っております。
また、実際の雰囲気を知りたい場合は、施設の見学やケアリエが同行することも可能です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
認知症は早期発見が大切です。
高齢者だけでなく65歳未満でも認知症になる可能性は十分にあります。
「言動がいつもと違うかも?」「もしかして…?」と違和感を感じた段階で、早めに相談することを心がけましょう。ご本人やご家族だけで抱え込まず、支援を積極的に活用してみてください。
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