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札幌市厚別区の魅力

札幌市厚別区は東部に位置し、札幌市の中でも面積が小さい区です。人口は約12.2万人（2024年8月時点）で、札幌市10区の中で人口が2番目に少ない区です。

札幌市厚別区は下記のような魅力があります。

再開発が進む札幌の副都心「新札幌」

• 新札幌は1975年に札幌副都心化計画により開発された街です。大型商業施設や飲食店が立ち並び、札幌中心部に行かずともすべてが完結します。

   

• 2023年には更に再開発が進み「マールク新さっぽろ」は屋内空中歩廊を建設するにより、タワーマンション・駅・商業施設、医療施設がつながり、季節や天気に左右されること無く各施設を行き来することができるようになりました。

大型施設や飲食店が充実

• 新札幌にある大型複合施設「アークシティ」には、飲食店・洋服屋・生活用品・100円ショップ・大型書店・家電量販店などが入っています。大型スーパー「イオン新さっぽろ」も入っているため、食品から生活に必要なものまで何でも揃えることができます。
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• 飲食店は子供連れには嬉しいフードコートやレストラン、シニアがゆったりくつろげる昔ながらの喫茶店などもあります。お酒好きには「新札幌名店街」という、屋内からJR改札駅まで続くバーや居酒屋が立ち並ぶエリアもあります。

さまざまな遊び・癒しのスポット

• 新札幌には「青少年科学館」や「新さっぽろ水族館」、日本最大級規模の室内遊び場「ファンタジーキッズリゾート新さっぽろ」をはじめ、体育館や温水プールもあり、子供からシニアまで楽しむことができます。
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• 「北海道開拓の村」は、明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を、札幌ドームが10個分も入る広大な敷地に移築復元・再現した野外博物館です。農村群・漁村群など4つのエリアに分かれ、50棟を超える建物や生活で使われた道具が展示されており、北海道開拓当時の生活を感じることができます。
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• 厚別区には2つの天然温泉施設があります。「北のたまゆら」は天然温泉で、特に露天風呂は温泉浴槽の他にもジェットバスや寝湯があり、ゆっくりとくつろぎながら入浴することができます。「森林公園温泉きよら」は、天然100%源泉掛け流しで、北海道遺産に認定されている天然温泉のモール温泉です。

自然溢れる3つの大きな公園

• 厚別区には「厚別山本公園」「青葉中央公園」「熊の沢公園」などの大きな公園があります。
• 厚別山本公園は、施設面積約52万m²の広々とした敷地で、完成は2025年を予定して整備が進められています。整備が終わった展望広場や遊戯広場が開放されており、子供連れで賑わっています。また、パークゴルフもすることができます。
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• 青葉中央公園は、夏は遊泳広場のウォータースライダーが無料で開放され、期間中は監視員が常駐しているので安心して遊ぶことが出来ます。木道の散策路があり、野生のエゾリスに出会えたり、運動広場ではテニスをすることも可能です。
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• 熊の沢公園は、住宅地の中にある7.5ヘクタールの広い敷地を活かした公園です。夏には花火や夏祭り、冬にはソリすべりや雪中運動会と、1年を通してイベントを開催して地域住民に親しまれています。

地下鉄は3駅、JRは4駅で交通網が充実

• JR函館本線・千歳線が4駅、地下鉄東西線が3駅通っています。地下鉄とJRが隣接している駅は「札幌」駅と「新札幌」駅のみなので、札幌市の中でも利便性が良い区だといえます。冬はJRが運休することもしばしばあるため、地下鉄も利用できる点は安心です。
• JRは約10～15分で札幌駅へ、約30分で新千歳空港へのアクセスが可能です。また、ファイターズの新本拠地である「エスコンフィールド」行きのバスも出ています。
• 車では道央自動車道があることからも市内外へのアクセスが楽です。

四季折々の美しい風景

• 春―境内に桜の古木が立ち並ぶ「信濃神社」は、春祭りが開催され多くの露店が並びます。お花見とお祭りを一緒に楽しむことができます。
• 夏―「ふれあい広場あつべつ」では、厚別区民祭りや新さっぽろ夏祭り、ビアガーデンなど、さまざまなイベントが開催され、子供連れからシニアまで幅広い層で賑わいます。
• 秋―もみじ台の紅葉が各所で赤や黄色に色づき、散歩コースに最適です。
• 冬―新さっぽろ冬祭りでは雪のすべり台や子供の遊び場で遊ぶことができます。熊の沢公園や馬場公園ではソリすべりやスキーを楽しむ子供連れで賑わいます。

若い世代～子育て世代(20代～40代)

新札幌周辺は子供連れのお出かけスポットがたくさんあります。また、大きな公園もあるため、夏も冬も1年を通して遊ぶことができます。

地下鉄東西線「新札幌」駅周辺は活気で溢れている一方、ほとんどが閑静な住宅街のため、犯罪件数は札幌市内でも低く、子育て世代には安心して生活できる環境といえます。

シニア世代(60代以上)

高齢者が住む団地も多く、静かにゆったりと過ごすことができる地域です。厚別区内には大病院などの病院がある他、新札幌にあるメディカルモールはさまざまな病院が入っており1つの建物で完結することができます。普段の通院から入院・手術まで、いざという時にも安心した環境が整っています。

札幌市の高齢化率

札幌市の高齢化率は、**27.8%**です。この数字は、65歳以上の方々を「高齢者」として計算したもので、札幌市民の4分の1以上が高齢者となっています。男性の高齢者数は228,064人、女性は321,087人で、女性が男性を93,023人上回っています。

特に「75歳以上」の割合も増加しており、令和2年には13.6%となっています。

老年人口の全国平均27.3%に対して、札幌市はそれを上回る27.8％と数値が高い地域であり、高齢化対策が必要です。2040年には65歳以上の人口が総人口の約35%に増加する見込みです。

札幌市の高齢者数の増加には、市外からの転入者数も大きくかかわっているようです。住民基本台帳による高齢者の市外との移動状況をみると、令和４年中の転入者数は 4,814 人、転出者数は2,524 人で、2,290人の転入超過となっていました。 平成12年の転入超過数が1,168人になり、それ以降、毎年変動はしているものの令和4年には2,290人の転入超過になっています。札幌市の高齢化率上昇には、このような背景もあるのです。

統計からみた札幌市の高齢者

さらに、令和2年10月1日現在の高齢単独世帯数（65歳以上の単独世帯）は121,789世帯となっており、65歳以上人口に占める割合の22.5％が単独世帯となっています。
高齢夫婦世帯数（夫が65歳以上で妻が60歳以上の夫婦のみの世帯）は約 110,890世帯となっており、一般世帯に占める割合は11.5％と1割を超えています。

高齢者の世帯構成は、高齢単独世帯が増加している一方で、高齢夫婦世帯も存在しています。これらの世帯は、地域の福祉サービスや住宅支援などを通じて、より良い生活を送るためのサポートが必要とされています。

1. 札幌市高齢者支援計画2024

この計画は、高齢者の福祉事業の供給体制の確保や介護保険事業の円滑な運営に必要な事項を含むものです。
団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年を見据え、中長期的な視点で「地域包括ケア」システムの更なる深化・推進を目指しています1
期間は令和6年度から令和8年度までの3年間です。
札幌市高齢者支援計画2024／札幌市

2. 高齢者保健福祉計画

高齢者の健康と福祉に関する施策をまとめた資料です。
医療と介護の連携を推進し、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるための支援を行っています。
札幌市の高齢者保健福祉／札幌市

3. 地域支援事業

介護保険サービス以外にも、札幌市は高齢者を対象としたさまざまな支援を提供しています。
例えば、札幌市認知症コールセンター（電話相談）、配食サービス、おむつサービス、生活支援型ショートステイ、理美容サービス、高齢者あんしんコール事業などがあります。
介護保険サービス以外に札幌市が行っている高齢者支援（地域支援事業など）／札幌市

札幌市厚別区の高齢者支援施策

札幌市全体の取り組みに加え、札幌市豊平区では、高齢者の福祉に向けてさまざまな施策を展開しています。

厚たまろう会～介護者のつどい～

厚たまろう会は「あったまろうかい」と読み、その名前のとおり、厚別区内で介護をされている方や介護の経験のある方がつどい、情報交換や介護の相談を通して、日ごろの思いを語りあう、あたたかい会です。

厚別区介護者応援厚たま通信

実際に介護されている方の介護体験記や身近なケアマネジャーの紹介、レシピの紹介など、耳よりな情報が掲載されています。厚たま通信は保健福祉課で配布しています。

厚別区ケア友の会（男性介護者のつどい）

認知症の方を介護する男性を対象に、介護や家事を行う上で役立つ講座や交流会などを年1回開催しています。

もの忘れ・認知症・介護などの情報コーナー

区役所2階の待合スペースでは、厚別区のもの忘れ・認知症・介護などの情報を発信しています。また、関連する書籍やDVDのご紹介もしています。資料は、一部は閲覧専用ですが、無料で配布しているものも多くあります。

あなたのあんしん窓口あつべつ

厚別区にお住いのご高齢の方が、いつまでも安心して生活していただけるよう、相談できる専門機関を掲載しています。区役所2階「もの忘れ・認知症・介護など情報コーナー」で配布しています。

厚別区生活支援コーディネーター

高齢者の方々がいつまでも住み慣れた地域で自分らしく暮らせるように、介護保険制度では提供できない生活支援サービスや介護認定を受ける前の段階の高齢者の方に対する生活支援の充実を図り、地域で支え合う体制づくりを推進することを目的として、生活支援コーディネーターを配置しています。

厚別区生活支援ポータル

厚別区生活支援コーディネーターが作成した「厚別区生活支援ポータル」で、『交流・居場所』『生活支援』『見守り』『便利なサービス』等の情報を掲載しています。

(参考：札幌市厚別区役所ホームページ 札幌市厚別区 )

札幌市の要介護認定者数

札幌市の要介護認定者数は、2022年1月時点で以下のようになっています。

このうち、札幌市の要介護認定者は、以下のように介護サービスを利用しています。

・居宅（介護予防）サービス受給者数：約388,500人

・地域密着型（介護予防）サービス受給者数：約81,300人

・施設サービス受給者数：約93,000人

老人ホーム・介護施設の役割と利用メリット

老人ホーム・介護施設の中は、それぞれの持つ機能や特徴によって、「住宅型有料老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅（＝サ高住）」「グループホーム」「高齢者住宅」「ケアハウス」「特養」「老健」等様々な種類があります。
その中でも「住宅型有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅（＝サ高住）」「グループホーム」に焦点を当てて、その役割や利用メリットについてを紹介していきます。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームのメリット・デメリット

札幌市厚別区の住宅型有料老人ホーム

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴

• 年齢：年齢60歳以上の高齢者もしくは年齢60歳未満で要介護認定を受けている方
• 入居対象者：基本的には自立した生活が可能な高齢者本人
  もしくは同居者（配偶者、60歳以上の親族、要介護・要支援認定を受けている親族、特別な事情により同居させることが必要であると自治体の長が認める者） ※施設によって独自の入居条件が設定されている場合もあります

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）のメリット・デメリット

グループホーム

グループホームのメリット・デメリット

高齢者支援の重要性

北海道札幌市に限らず、高齢化が進む日本では高齢者向けのサービスが充実しています。高齢者の方々が快適で安心して暮らせるように、老人ホーム以外にもさまざまな施設やサービスが提供されています。

介護施設

介護施設は、高齢者の方々が日常生活を送るための場所です。食事介助や排泄介助、入浴サポートなどのサービスを提供しています。また、リハビリテーションやレクリエーション活動も行われ、利用者の生活の質を向上させることを目指しています。

デイサービス

デイサービスは、高齢者が自宅で暮らしながら、昼間の一部を施設で過ごすサービスです。食事やリハビリ、趣味活動などが提供され、社会的交流も促進されています。

訪問介護

訪問介護は、高齢者の自宅を訪問し、日常生活のサポートを行うサービスです。食事の支援や掃除、洗濯などを行い、利用者が自宅で快適に暮らせるようにサポートします。

シルバー人材センター

シルバー人材センターは、高齢者の方々が自分のスキルや経験を活かして働く場所です。シルバー人材として、地域の活性化や社会貢献に参加できます。

➀目的・立地・予算を整理する

• 目的
  現在の問題や将来の不安を紙に書き出し、それを解決できる施設を具体的にイメージしましょう。介護が必要な場合やお元気な場合、ご自身とご家族のそれぞれの要望を考慮して選びましょう。
• 立地
  ご自身とご家族が同居している場合は、その周辺で探すのが自然です。遠く離れて暮らしている場合は、本人の自宅近くかご家族の自宅近くで探すことを検討しましょう。

札幌市厚別区は、札幌の副都心である新札幌で生活のほぼすべてが完結する一方、閑静な住宅地や団地が多いため高齢者が不自由なく暮らすことができる地域です。地下鉄やJR徒歩圏内にも介護施設や老人ホームの数が多く、選びやすいのも特徴です。

• 予算
  入居時の一時金や月額利用料を考慮して、資産や収入に合った予算を設定しましょう。

②介護サービスの充実度を確認する

医師・看護師・リハビリ専門スタッフの有無や人数、勤務時間帯をチェックしましょう。 提携医療機関の有無や診療内容も重要です。

③看取り対応と緊急時の対応を確認する

看取り対応が可能かどうかを確認しましょう。
緊急時に施設から呼び出しがあっても、ご家族がすぐに駆けつけられるかを考慮しましょう。

④訪問診療や定期健診の頻度を調査する

施設が訪問診療を提供しているか、定期的な健康チェックが行われているかを確認しましょう。

札幌市厚別区の介護施設一覧

介護施設を選ぶ際は、慎重な検討が欠かせません。ご自身とご家族の暮らしや安心を預ける場所だからこそ、選択肢を比較し、情報を集めることが大切です。

まず、ご自身やご家族のニーズをしっかりと把握しましょう。その上で、各施設の特徴や提供するサービス、スタッフの質などを比較検討しましょう。また、費用や立地条件、周辺環境も見逃せません。安心して過ごすためにはできれば入居前に見学をして、施設内の雰囲気や他の入居者の生活状況を見て、自身の好みに合うかどうかチェックしましょう。

人と関わることが好きな方は、お元気な方が多く、賑やかな施設が良いです。一方で、静かな生活を希望する方は、個室でプライベート空間を確保でき、かつ小規模な施設が良いかもしれません。

そして、公的な支援制度の活用も忘れずに考えましょう。介護保険や支援制度を上手に活用することで、負担を軽減し、適切な施設を選ぶ手助けとなります。

最後に、あらゆる情報を総合的に判断し、冷静な視点で選択することが大切です。介護施設の選択は、ご自身やご家族の暮らしに大きな影響を与える重要な決断です。、入居後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、じっくりと時間をかけて検討しましょう。

もっと詳しく！介護施設・老人ホームの選び方